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2018年10月19日 (金)

火坂雅志「黒衣の宰相」

 金地院崇伝は高校の日本史の教科書でしか知らない人。徳川家康のブレーンの一人で武家諸法度を起草し、京都・南禅寺再興の祖であることぐらいは知っているものの、どこで生まれたどんな人なのかは全然知りません。
 だいたい、家康のブレーンには天海というもう一人の坊主がいて、どっちがどうなのか区別がつかない。といったこともあり、図書館で目についた本書を借りたのでした。
 ネタバレ承知で書きますが、崇伝は相当悪い奴です。いくらか容赦すれば、平和な世の中を確立するためなら、どんな汚れ役も厭わない人とも言えますが、青鬼タイプでは決してありません。今日のS川元●税庁長官やY瀬元●産省審議官みたいな、自分が汚れ役だとは全然認識していないのに求められていると思ったことを疑問もなく遂行してしまうタイプとして最優秀な人ってとこでしょうか。
 権力闘争を自分に有利な形に持ってくるにはどうすればいいのか知りたい人には大いに参考となるでしょう。僕には全く無縁なので、学ぶところはありませんでした。

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