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2011年11月13日 (日)

ジュビロ磐田メモリアルハーフマラソン

111113  いよいよ今年の総決算となる第14回ジュビロ磐田メモリアルハーフマラソンの日を迎えました。暑さが心配なくらいの好天です。年の初めには、自分がハーフマラソンに出るなどとは夢にも思っていなかったのに、23年前に暮らしていた時には道路を横断する時以外に走った記憶さえないこの地で、初めての挑戦をすることになるとは…。何かと感慨深い朝。そういえば、ホテルの部屋から見えるのは、生まれて初めてゴルフの練習をした磐田ゴルフガーデン(=写真)だったりします。
 6時半起床。値段を考えれば立派なバイキングの食事をとり、7時50分にはKさんがロビーに迎えにきてくれて、会場まで送ってくれました。招待選手だって、ここまで面倒を見てもらえるとは思えないくらいのVIP待遇です。
 受付を済ませ、ユニホームにゼッケン、靴に計測用チップを付けて、暑さ対策でランニングキャップを買って荷物を預けた後に、軽く返し馬、じゃなくてウォーミングアップ。緊張もあってか、お腹をすっきりさせられなかったのと、準備に若干手間取ってアップの時間を十分に取れなかったのが、わずかに不安でした。
 9時20分スタート。今回も最後尾からとなってしまい、実際にゲートを出たのは2分49秒後でしたが、これは流山ロードレースでうまくペースアップできたことに倣ってのこと。
 いきなり「新心臓破りの坂」。急坂ではあるものの、船橋ならこんな坂はいくらもあったし、スタート直後だったから余裕で通過。1kmポイントを通過する辺りで、ハーフ出場者が出た後すぐにスタートした3kmに参加している小学生のトップグループにあっさりと追い抜かれたのは、ややショックでした。
 かつてはよく車で通った今之浦地区を走る。道の両側の店は、23年前とはだいぶ変わってしまったようで、「あ、まだやってるんだ」と思った所は見つからず。磐田農高横の坂を上り、磐田駅前のメーンストリート「ジュビロード」に入ると、最初の給水ポイントがあったので立ち寄る。でも、紙コップの争奪戦になっていて順番が回って来ない。私設給水ポイントで規模が小さいせいとわかって諦め、もう少し先の公式給水ポイントに向かう。
 再び今之浦地区の南に出て、東海道線の下をくぐる。この県道磐田福田線もよく車で通ったと思いつつ、5kmポイントに。ここまで、ほぼ1km5分45秒ペースで来ている。流山の時は5分30秒ペースでも楽だったのに、今日はこのくらいが息を乱さずに走れるギリギリって感じ。
 実のところ、3km過ぎ辺りでシャドーロール、じゃなくて鼻腔拡張テープがはがれてしまうアクシデントに見舞われたのでした。ちょっと古かったせいか、粘着力が落ちていたみたいです。鼻中隔が曲がっていて左の穴の通りが悪い僕には、鼻腔拡張テープの効果は結構大きいので、これは痛かった。
 本当に天気がいい。日差しが翳る瞬間は全くありません。とにかく暑いの何の、6km給水ポイントで知人の娘さん(といっても僕より年上)がボランティアをなさっているというので探したけど見つからず、水だけもらう。磐田にいながら、なぜか来ることがなかった大池を横目に7kmを通過。3分の1かあ〜、まだまだ先が長いな〜。
 さっき走った県道磐田福田線の交差点に、前夜祭に来てくれた女性2人とKさん、それに京都案内人でもあるMさんの4人がいるのを発見。見知らぬ人たちからの応援も嬉しいけど、個人応援団?が待っていてくれるのは圧巻です。だいぶ待たせてしまったのですけど…。気持ちが奮い立って、落ちそうになっていたペースも持ち直しました。応援のありがたさです。
 しばらく東へ向かって、再び南下して遠州灘方向へ、日差しもさることながら、向かい風も結構こたえる。中間点通過が手元の時計で1時間1分ぐらい。秘かに狙っていた2時間切りは厳しいかな。北に向かう後半、追い風になってくれればと、かすかな望みをかけるばかり。
 磐田市と合併する前の、旧福田町(ふくでちょう)に入ると、かわいらしい幼稚園の応援団がずらりと並んでいました。トップグループが通過してから30分以上たっているのに、飽きた様子もなく声援を送ってくれるチビちゃんたちとハイタッチ(こっちは手を下げたままですが)をして走る。12km過ぎぐらい、この辺りではまだ余裕があったのでした。
 レース前、立ち寄るべきかさんざん迷っていたのが、旧福田町にあるJAエイドポイントです。特産品のメロンは食べたいし、といってそれでタイムロスが生じるのは痛いし…。でも、今回は2時間切りは厳しそうだから立ち寄るかと思ったのですが、誰も入って行きません。だいぶ時間がたっているから品切れかな、だったらタイムロスをすることもあるまいと、結局寄らずじまい。
 ここから福田本通りに曲がる所に、前夜祭に来てくれたOさんがカメラを構えて待っていてくれました。本当はボランティアで立哨をなさっていたのです。「マイペースで行けよ!」って、よく聞こえましたよ。
 この本通りにも私設給水ポイントがあり、スポーツドリンクをもらいました。公設給水ポイントはほぼ3kmごとですが、実際はこの先、ほぼ1kmごとに給水ポイントがあり、この暑さの中では大助かりです。
 13km手前で待望の北上コースへ。しかし1kmぐらいは追い風だったけど、そのうち風向きが変わってしまい、結局向かい風に。最後尾からスタートしたので、途中はずっと追い抜く一方でしたが、この辺りまで来ると走力が並ぶせいで、なかなか追い越せません。それどころかペースも6分台に落ち始め、完走できるのかどうか不安になってきました。
 16km。磐田市の東、太田川堤防。そろそろ走るのがきつくなってきました。ここからは(歩くか)という誘惑との戦いです。だいぶペースが落ちたとはいえ、まだ6分20秒台で走っているのが不思議なくらい。自分の感覚としてはすでに7分台だったのに。ジュビロ磐田の選手たち(誰だったかわからず)とのハイタッチで、やや元気を取り戻す。
 そして、魔の18kmからの上り。長いとはいえ坂としては緩いのですが、本当に脚が前に進みません。ここでの姿を地元応援団の皆さんに見られなくてよかったと思うくらい。この1kmのラップは7分25秒!普段の練習で、ゆっくりと長く走るLSD走でも相当楽な速度が、今や精一杯のタイム。「ゴールはすぐだよ!」って声援も「本当かよ」と力なく思うだけ。
 もはやタイムなんか気にするゆとりは全くなく、意地でも歩かないことを貫くだけの状態。傍目にはほとんど走っているようには見えなかったかもしれない。残り1kmで上り坂は終わった。この辺りには地元高校の陸上部らしき応援団がいる。
 「走り切った時の達成感をイメージして!」だと?
 小娘どもが聞いた風なことを抜かしやがって。こちとら、もうそんな想像力も残ってねぇんだよ。でも、ラストのラストでかけられた、経験者ならではの声援ってのは、悔しいけど頼りにしてしまっている。やっとヤマハスタジアムの照明灯が見えてきてゴールが近いことを実感すると、どこにそんな力が残っていたのか、スピードが上がってきて目の前にいた何人かを追い抜いてゴールイン。
 記録は2時間10分17秒、実測で2時間7分28秒。2時間切りの秘かな野望はあっさり潰えてしまったけど、平均1km6分ちょっとで走り通せたと思えば、持てる力は出せたと言えるでしょう。ゴールイン後に配布されたスポーツドリンクと、持参のミネラルウォーター、計1リットルをほぼ一気飲みしてしまいました。
 着替えなどを済ませ、重いバッグを抱えてヤマハスタジアムから新心臓破りの坂を上り、Kさんの実家へ。この10分程度の歩きが、本当にきつかったのでした。
 ここからKさん宅に車で移動し、風呂で汗を落とさせてもらったうえ、応援団の女性からいただいたアップルケーキをたいらげて、人心地を取り戻したのでした。
 こんなに行き届いたサポートがあってこその、初ハーフマラソン完走でした。Kさんはじめ皆さん、本当にありがとうございました。それに、誰彼なく温かい声援を送ってくれた沿道の人々や、給水などで支えてくれたボランティア、運営スタップの皆様にも感謝、感謝です。
 来年こそは2時間切りだ!

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