稚内にて
危惧された通り、利尻島からのフェリーは高波のため出航しなかったとのこと。台風そのものは太平洋へ抜けており、東京へは帰還できそう。曇りとはいえ、雨に降られないのは何よりです。
時間にゆとりができたので、当初の予定にはなかった大沼、ノシャップ岬も巡ることに。松坂大輔記念館を見学したかったけど、いろんな団体が急に増えたので無理のようでした。
大沼は白鳥の飛来地。なのですが、20年ほど前までは全く来なかったのが、奇特な漁師さんが子供の希望に応えるべく、デコイを設置したり、白鳥の鳴き声を自ら真似した録音テープを繰り返し流したり、変人呼ばわりをものともしない努力を積み重ねた結果、今やピークには1万羽が飛来するようになったとのこと。この日の朝は、900羽以上が来ていました。
ノシャップ岬に到着する前、車窓から自衛隊のレーダーサイトが見えました。大韓航空機撃墜事件をキャッチしたとされる北の守りの最前線です。ノシャップ寒流水族館では幻の魚イトウやフウセンウオなどを鑑賞。ドクターフィッシュという西アジアの淡水魚の水槽に手を入れると、この魚が寄ってきて手の角質を食べてくれる。痛いってことはありませんが、変なくすぐったさでした。
高台から市街地を一望できる稚内公園。サハリンを望む氷雪の門が観光ガイドのトップに出てくることがほとんどですが、衝撃的なのは「九人の乙女の碑」(=写真上)のほう。ソ連軍が樺太・真岡を侵攻する中、最後まで真岡郵便電信局の交換台を守った末、自ら命を絶った9人の若い女性交換手たち(真岡郵便電信局事件)の霊を慰めるため、建てられたそうです。昨年、日テレでドラマになりましたが、見なかったのが悔やまれます。
ほかに、ここで訓練した樺太犬ジロの銅像も。犬が像になったのは、ほかに西郷さんの飼い犬とハチ公ぐらいかな。
波が高くなった海を見ると、防波堤ドーム(Y字形のlの部分)が大いに役立っているのがよくわかりました。
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