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2009年9月12日 (土)

日めくりタイムトラベル 昭和55年

 毎回楽しみにしているNHK・BS2の「日めくりタイムトラベル 」、この日は昭和55年がテーマでした。僕が高校を卒業し、予備校通いのため東京で一人暮らしを始めた年です。
 テレビも新聞もない日々を過ごしていた年だけに記憶が薄いかなと思ったら、強く覚えているニュースがほとんどでした。節目節目では新聞を買って読んだり、寮のテレビを食い入るように見ていたりしたせいかもしれません。
 この番組の良さは、「あんなことこんなことがあった」に終始せず、意外な当事者のインタビューなどを盛り込んでいる点です。今回、驚いたのは、日本がボイコットしたモスクワ五輪の幻の自転車競技代表・長義和 さんが登場したこと。
 モスクワ五輪ボイコット問題では、柔道の山下泰裕、眉に大きな絆創膏を張ったレスリングの高田裕司らの金メダル候補が涙ながらにオリンピックへの思いを訴える場面が何度も放映されています。あれは6月の不参加決定直後のことだと、何となく思い込んでいましたが、ボイコットへの流れが強まっていた4月、選手たちが参加への世論を高めようと起こした行動だったのだと、この番組で教えられました。
 その時のことなのか、不参加決定直後のことなのか覚えていませんが、涙声で訴える代表選手がほとんどの中、「これ(ボイコット)は詐欺だ」といったことを、冷静な口調で怒りを表していた銀縁眼鏡の長さんの姿は強烈な印象がありました。残念ながら、今回の番組でその場面はありませんでしたが。
 モスクワ五輪ボイコット後、自転車競技を引退した長さんのことを知ったのは、雑誌Numberのロサンゼルス五輪前特集号だったと思います。しかし、それから表に出て来ることはほとんどなかっただけに、長い歳月を経て長さんがオリンピックへの想いなどをようやく語ったインタビューは見応えがありました。かつての銀縁眼鏡越しのきつい眼差しが、ずいぶんと穏やかになっていて、それがよかったような、ちょっと寂しいような。今は地元の和歌山県田辺市でベーカリーを経営しているそう。
 ほかにも、来日したポール・マッカートニーの逮捕、銀座の一億円拾得事件、大平首相急死と衆参同時選挙での自民党圧勝、ポーランドの「連帯」、新宿バス放火事件、長嶋監督解任、王貞治引退、山口百恵引退、金属バット殺人事件、それにジョンレノン射殺…と、昭和55年はいろいろあったことが思い出されました。

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コメント

昭和55年は今の職場に就職した年です。松田聖子がデビューしました。あれから30年ですね。

投稿: konn | 2009年9月15日 (火) 06時37分

>konnさん

 そうそう、松田聖子のデビューもありました。不作の昭和36年組にあって、同学年唯一のスターかもしれません。
 就職する前までと、就職後の歳月の長さが逆転してしまうなんてことは、就職した頃には全く思いも及びませんでしたけど、いつの間に通り過ぎてしまった感じでしょうか。

投稿: 無頼庵 | 2009年9月15日 (火) 21時23分

昭和55年(1980年)はわたしは高3。
受験勉強真っ只中。
強制的に学校では8時間授業(!)を受けさせられてましたよ。
そんな中でも、無頼庵さんが挙げられた事件の数々、鮮明に思えています。
あともうひとつあげるとするならば韓国の光州事件でしょうか。
多くの市民が軍隊に殺され、弾圧されたあの一連の事件は17歳のわたしにもショックでした。
その後、事件を扇動したとの嫌疑で金大中氏が逮捕され死刑判決(のちに減刑)。
その金氏も先日亡くなりました。
流れた歳月の長さを感じます。

投稿: ごんふく | 2009年9月15日 (火) 21時37分

>ごんふくさん
 ありましたね、光州事件。番組でも紹介していました。いったい何が何だかわからないうちに、金大中氏が逮捕されてしまって…。
 当時の自分は、韓国や朝鮮半島についての関心はほぼゼロ。弾圧とかいう印象さえなく、「ああいう騒動は火炎瓶投げて騒いでいる方が悪いんだろ」ぐらいにしか思っていませんでした。といって、なぜか金大中氏は悪い人とは思えず、何となく落ち着きのよくない感じを覚えたものでした。

投稿: 無頼庵 | 2009年9月16日 (水) 19時04分

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