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2008年11月18日 (火)

MODEA CALM des Vision

 TSUTAYAから、誕生月の特典で旧作CDの半額レンタルクーポンが届いた。この際だから、globeでも借りようと思う。小室哲哉プロデューサーも、捕まっちゃえば「マーケティング手法を取り入れて客が喜ぶような楽曲を初めから作るやり方が壁に突き当たったのが転落の始まり」「音楽を愛する心が全く伝わってこない」などと、専門家から素人まで非難の嵐。これだけああだこうだと言われていると、(そういや、何年も聴いてなかったな)と懐かしくなってしまったのです。
 雑用で勤務先を出るのが遅くなり、6時過ぎにオアゾを通り抜けて総武快速線の改札へ降りるエスカレーターに向かおうとすると、何やらライブ演奏をしている。バイオリンと電子ピアノ、パーカッションの組み合わせでボーカルはなし。アコースティックなクロスオーバーのオリジナル曲らしい。
 どこがどうだとはうまく言えませんが、何となく気を引かれて見に行くと、MODEA (モーディア、正式のグループ名は表題の通り)という若い女性3人のグループでした。テレビ東京で平日の午後4時からやっている「レディス4」のテーマなどが、よく知られた曲だそうです。
 1曲聴いたら帰るか、と思いつつ、まあこの際だからもう1曲、ついでだから最後までと延々と聴いてしまった。その挙げ句、即売していたベスト盤CDを買って、メンバー3人にサインしてもらう始末。これじゃ、とにかく若い姉ちゃんとお話ししたい哀れな中年親父じゃん。そのものか、残念ながら。11月27日にもオアゾで午後6時と同7時半からライブがあるそうです。公式HPはこっちみたい。
 そうだった。globeのCDは明日、借りに行こう。
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 こんな具合のステージでした(またしてもつらいケータイ写真…)
 

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2008年11月15日 (土)

大琳派展

081115 不寝番明け、明日で終わってしまう「大琳派展 」を見に行く。今回も勤務先の仮眠室で小一時間寝てみたけど、やっぱり眠れない。時間がもったいないので、ともかく上野へ。
 12時前、写真のような具合に入場待ちの行列ができており、「30分待ち」となっていた。実際は20分弱だったけど、中は込み合っている。こういう時は思い切りが肝心で、見てもさっぱりわからない書の類は飛ばして、絵と工芸だけに時間をかけた。
 後期陳列の目玉は、俵屋宗達をはじめとして、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一が描いた「風神雷神図」を同時に見られること。宗達の国宝画(看板の絵です)を初めて見た時から疑問に思った謎の左手は、どのように継承されていったのかが、何と言っても僕の興味の的でした。
 結論を言うと、宗達の描いた雷神の両手の親指が対向していないことに疑問を明らかに持ったとみられるのは抱一だけでした。光琳と其一は宗達画と同じく、左手の握り方が奇妙なのに対し、抱一は左手の指を並列した4本しか描いていません。こうすれば親指が対向しているようにも見えるし、あるいは宗達画を尊重して対向していない親指が見えないだけのようにも受け取れます。
 雷神の左手問題はやはりあったんだと納得させてくれた抱一画を僕は気に入ったのですが、立ち読みした図録はこの点に触れていないばかりか、抱一画への評価が厳しい。従って、重くて高いばかりで買う価値なしと判断。
 ついでの屁理屈ですが、風神も妙かもしれません。猛烈な風を起こす力を持っているんでしょうけど、この風神は髪を見ると自ら風を受けています。すると、力を発揮した挙げ句、自分が吹っ飛ばされてしまうはずで、こんな間抜けな神様じゃただの笑い者です。本当は雷神のような姿が、風神の力を表すのにふさわしい構図だったんじゃないでしょうか。

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2008年11月10日 (月)

大湧谷からの富士

 5日の夕方になって急に、9日から11日まで3連休を取れることになった。暦通りに休日が取れれば、今月は3連休が2回あるはずだが、当方はゼロ。それが1回は取れるとなると喜ばしいものの、突然休めと言われても予定が立たない…。
 はずながら、こういうことだけは早手回しが利くのです、我ながら。どうにか、箱根で英気を養う手はずを整えて、9日昼過ぎに出発〜。定宿?の湯本富士屋ホテルは1泊しかおさえられず、初日の9日は姥子のホテルグリーンプラザ箱根 に初めて泊まる。箱根十七湯と呼ばれるように、温泉地が数多くあるので、何度行っても飽きが来ないのが、箱根のいい所だと思う。
 姥子は大湧谷と芦ノ湖の間にあり、晴れていれば富士山の眺めが素晴らしい。どういうわけか、何度も来たのに箱根で富士山を拝んだことはありません。今回こそと大いに期待したのですが、あいにくの雨。「富士を眺める露天風呂」はまたしても夢に終わったのでした。標高870mとあって紅葉もそこそこ進んでいたのに、がっかりして写真も撮らずじまい。
 10日は、湯本へ戻りがてら大湧谷に寄り道。わずかに日差しもあり、ひょっとしたらと思ったものの、やはり富士山は姿を見せず。しかし、諦めて待つバスの到着が遅れる間に、
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 この通り、一瞬だけ見えたのです。ほんのちょっとだけど、来た甲斐がありました。

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北條秀司 箱根への想い

 大湧谷から湯本へ戻り、ともかく座れそうな店でお昼を済まそうと、歩いていて目についた花さがみへ飛び込む。空腹でもなく、さりとて食べないと夕食まで保たないので、一番軽そうなそば御膳をいただく。1時前に店を出ると、待ち客がズラリと並んでいた。
 「定宿」は14時チェックインのため、それまでの時間つぶしに隣接する箱根町役場にある郷土資料館で開催中の「北條秀司 箱根への想い」を見学。
 演劇には疎いので、北條秀司という名前に聞き覚えはあっても、どんな作品があるのかはほとんど知らない。先月、国立劇場でやっていた歌舞伎「大老」がそうだったかなって程度です。元々箱根登山鉄道の社員だったなんてことは言うに及ばず。
 代表作の一つが「王将」。新国劇に多くの戯曲を提供した縁もあり、展示されていた「王将」のチラシは、先日亡くなった緒形拳さんが主役を務めた時のものだった。その他、若き緒方氏らと共に写った写真とか、何だか緒形拳追悼展みたいな部分もある。
 11月初旬の恒例イベント「箱根大名行列」が昭和10年に初めて企画された時、まだ箱根登山鉄道の社員だったこの人が担当者だったことなどを知ると、名をなす人は名もない頃から後世に残る仕事をしているものだと、つくづく思う。

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2008年11月 2日 (日)

第138回天皇賞

 たった2センチ差だったという。いっそ同着としたほうが後世、この名牝2頭の勝負はより熱く語り継がれたはずだ。
 昨年、牝馬として64年ぶりにダービーを制し、今年も安田記念で牡馬を蹴散らしたウオッカ。そのウオッカに3度も先着しているダイワスカーレット。故障休養明けとはいえ、出走する以上は万全とみて、予想は◎ダイワスカーレット ○ウオッカの順。
 ゴールの瞬間はダイワスカーレットが残ったかに見えたが、グリーンチャンネルの決勝線映像を見るとウオッカが交わしているようにも。これだけの名勝負を目の当たりにしては、もうどっちの勝ちでもよかった。
 写真判定の結果が出るまで10分以上かかった。これほど長かったのは、タケホープとハイセイコーの菊花賞(昭和48年。話が古過ぎか)以来かもしれない。
 名勝負の陰の演出者は、首差3着だった今年のダービー馬ディープスカイの四位ジョッキーかもしれない。直線で外のウオッカに寄せていたら、おそらくウオッカはひるんで3着以下に落ちただろう。直線坂下では一瞬、そんな場面があった。真っ直ぐ走らせた四位ジョッキーのフェアプレーを賞賛したい。
 これで牡馬相手にG1級3勝(通算4勝)としたウオッカの偉業を讃えぬ者はいないだろう。そして「敗れてなお強し」という言葉が、今日のダイワスカーレットよりも当てはまる場面を見る日は、長くてもあと40年くらいであろうわが生涯のうちにはきっと来ない。
 この名牝2頭とディープスカイの3強が今後、再び戦うレースは、ひょっとするともうないのかもしれないのは、何とも惜しいことだ。

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