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2008年10月27日 (月)

第35回NHK古典芸能鑑賞会

 不寝番明け、そして明日は早朝からゴルフというのに、夕方から渋谷のNHKホールで古典芸能鑑賞会を見に行く。初めて見た昨年、義太夫節、狂言、舞踊、歌舞伎と、各分野の第一人者が名作を演じているのに感激し、「今年も」と申し込んだ。
 これだけのイベントなんだから、当然、日曜日だとばかり思い込んでいた。終わるのは9時過ぎだから、不寝番の出勤時刻の11時半までの時間つぶしにはちょうどいい。はずだったのが、よく見ると今年は月曜日の開催だったため、無理なスケジュールになってしまったのです。
 いったん帰宅するのは時間の無駄なので、勤務先の仮眠室で5時間ばかり眠ることに。静かなのに、どうしたわけかほとんど眠れずじまい。観念して、会場へ向かう。
 根性を振り絞って起きて観ていたつもりでしたが、ちゃんと起きていたのは最初の箏曲「八重衣」だけ。狂言「寝音曲」、舞踊「吉原雀」、歌舞伎「心中天網島『河庄』」は、それぞれ肝心な場面で船を漕いでしまったのでした。「河庄」で一番印象に残っているのは、丁稚役の中村虎之介くんで、肝心の坂田藤十郎はさてどうだったかという始末。情けない。
081027
 観客にインタビューする司会の林家いっ平さんと中川緑アナウンサー(ケータイじゃさすがに辛かった)。

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2008年10月22日 (水)

平成中村座・仮名手本忠臣蔵

081022 イー・プラスで竹席を半額(7350円)で入手し、浅草寺境内に設けられた平成中村座で夕方から、忠臣蔵の五ー七段目を見物。
 浅草に行ったのは数回しかなく、浅草寺に入るのもこれが初めてかもしれません。一応、お参りしてから、江戸時代の芝居小屋の雰囲気を再現したという仮設劇場へ。
 履物を脱いで入場する点からして新鮮でしたが、席は2回の左側の角。花道の3分の1ぐらいは見えません。もし正価で買ってこの位置だと知ったら、怒るよなーって感じずにはいられない。会場を特設した分、観劇料にはね返っていると思われ、こういう公演のあり方がいいかどうかは意見の分かれる所でしょう。
 忠臣蔵の各場面を分けた四つのプログラムがあり、本公演は中村橋之助が由良之助、中村勘太郎が早野勘平・寺岡平右衛門と若手役者が主役を務め、中村勘三郎や片岡仁左衛門は脇を固める。新聞評では「やや上滑り気味」などと厳しい声もあったけど、僕にはそこまではわからず、むしろよく頑張っていたんじゃないのって印象の方が強かったです。
 六段目「与市兵衛内勘平腹切の場 」は、舅を誤って撃ち殺してしまったと勘違いした勘平が切腹して果てる場。同じ忠臣蔵でも、文楽の六段目とは終わり方が異なるといい、一度は見ておきたかったのでした。勘平の苦悩ぶりや悲痛な立場は、勘太郎がよく表していたように見えました。

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2008年10月20日 (月)

八犬伝の世界

081020  千葉市美術館で開かれている「八犬伝の世界 」を見に行く。八犬伝をテーマにした錦絵を中心とした展示で、「新八犬伝」世代としては見逃せません。
 秀逸だったのは、展示品を差し置いて言うのも何ですが、無料でいただける「『南総里見八犬伝』あらすじ」。大長編の本物を読んだことがないだけに、本当はどういう話なのかを知ることができたのはありがたかった。「新八犬伝」は北は羽黒山から南は琉球まで物語が繰り広げられており、(本当かよ)と放映当時もいささか疑問を持ったものでしたが、本物もやはり、あちこちが舞台になっている。琉球はさすがに行っていないが、これは同じ滝沢馬琴の「椿説弓張月」から引いたらしいことも、本展で知った。
 月岡芳年の名作「芳流閣両雄動」を初めて見られた。しかし、何と言っても新八犬伝の主役・犬塚信乃の人形と再び会えたのが嬉しい。
歳月はごまかしを許さず、信乃の人形もだいぶ鬢が白っぽくなっていた。34年前の放映当時、信乃が20歳ぐらいだとすると、今は50歳代前半だから無理もないか。
 ところで、人形の作者・辻村ジュサブロー氏は八犬士の顔をどうやって決めたのでしょうか。今回展示されている浮世絵のいずれかをモデルにしたのではと思うのですが、歌川国芳の「義勇八犬伝」辺りもその一つじゃないかなって気がします。道節や現八、信乃はそっくりだし、角太郎も髷は似ています。

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