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2008年9月19日 (金)

ハルビン駅

080919
 朝7時前、列車はハルビン駅に到着。シベリア鉄道が通っていることもあって、列車にはロシア人もずいぶん乗っていた。大連から約900キロ、緯度の位置関係でいえば金沢から札幌へ来た感じだ。朝方でもあり、外はひんやりとしていた。交通の要衝とあって、駅は相当混雑していた。
080919_3  ところで、ハルビン駅といえば思い出すのは伊藤博文の暗殺だ。現場がどこなのか、事前に調べればよかったのだが、つい忘れてしまった。後で誰かが当地のガイド・苑さんに話題にすると、日時はきっちりと「1909年10月26日」と答えたほどだから、日本人客にはさんざん尋ねられたのだろう。
 僕は駅前のどこかで撃たれたのだとばかり思っていたのですが、朝鮮日報日本語版サイトの記事などによれば、ハルビン駅の1番プラットホームだとのこと。写真はたまたまハルビン駅を出る前に撮ったホームの写真ですが、ここが1番ホームかどうかは不明。
 朝食は駅前のホテルのレストランでのビュッフェ。後で「地球の歩き方」を見ると、どうもこのホテルは「龍門大厦」らしく、ここの貴賓楼が満鉄経営の旧ヤマトホテル だ。見逃したのは惜しかった。
 一行のうち、夫婦2組はいずれも茨城県下妻市の方で、面識はないものの、住所もそう遠くないのだそう。ビュッフェで同席した下妻A夫妻の旦那さんは、「このキュウリの味は何となく覚えがある」という。
 聞けば、A旦那は新京(後に訪れる長春)生まれで、2歳の時、なんと4歳の兄と2人で引き揚げて来たという。それも鹿児島の祖父宅まで。もちろん周囲が世話をして、鹿児島へ引き揚げる大人が連れて行ってくれたのだろうけど、お兄さんだって自分の名前がちゃんと言える程度の年齢だというのに、よくぞと思わずにはいられない。
 A旦那は当時のことは全く覚えていないそうですが、キュウリは食べたことのある味だとわかると言っていました。確かに、日本のキュウリとは微妙に味は違うのですが。プルーストの「失われた時を求めて」みたいで、僕のようなお気楽旅行とは大違いです。

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コメント

わたしも「ハルビン駅」といえば安重根(アンジュングン)が伊藤博文を暗殺した現場、と浮かびます。
韓国人にとっては彼は大英雄です。
祖父も戦前、数年チチハルに住んでいました。
しかし、内地に残した妻(わたしのおばあちゃんですね)が病気になり、帰国。
もしそのままチチハルにいたら、シベリアに連行されていたかもしれません。

投稿: ごんふく | 2008年9月28日 (日) 21時05分

>ごんふくさん

 チチハルといえば、ハルビンの西ですね。という位置関係も今度の旅行で知りました。ハルビンも冬はマイナス30度にもなるといいますから、過ごすのは大変だったでしょうね。
 安重根が処刑されたのは、今回、最初に見物した旅順でした。すっかり忘れてましたけど。
 また聞きですが、裁判を通じて安重根の人物に敬服し、彼の書を求める日本人も少なくなかったとのこと。学生時代、古くからの友人にその話をしたら、「うちの父方の祖父の家にあると聞いたことがある」と言い、まんざらいい加減な話ではないと思ったものでした。

投稿: 無頼庵 | 2008年9月28日 (日) 22時21分

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