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2006年10月 9日 (月)

凱旋門賞

 10月1日(日)
 5千人とも6千人とも言われるほど、数多くの日本人が押し掛けたロンシャン競馬場は、「日本の競馬場に外国人がたくさんいる」と錯覚するほどだった。
 その錯覚を醸し出したのは、主催者のフランス・ギャロ(日本のJRAみたいな団体)が、特に日本人に対し十分過ぎるサービスをしてくれていたからでしょう。陰ではJRAがずいぶん苦労の多い交渉を重ねたと思われます。
 日本語での場内アナウンス、日本人向け案内所の設置、ディープインパクトの記念単勝馬券を何十枚買っても売り場の女性たちが嫌な顔を見せなかったこと、第2−3レースの間ぐらいだったか、パドックで武豊騎手に抱負を語ってもらう様子を場内スクリーンで放映したことなど、数え上げるときりがないくらい。凱旋門賞の馬場入場では、日本人女性アナウンサーによる各馬の紹介まであった。日本人と同じくらいの人数がいたかもしれないイギリス人向けの、英語のアナウンスさえないのに。
 馬券購入の際、日本人は「7」という字を手書きすると横棒の左端に短く縦線を引きますが、この書き方だとフランス人は「1」と勘違いしやすい。前日に、僕も売り場で問い返されました。このため、第「7」レースの凱旋門賞の記念馬券を買ったつもりが、第「1」レースだったトラブルが続出したらしく、「日本とフランスでは7の書き方が異なります」という日本語アナウンスが流れた。この素早い対応ぶりには本当に驚いた。
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 これが日本人向け案内所の様子。並べばレーシングプログラムや馬券購入用メモ用紙をもらえた。
 偶然のスナップですが、左端のマダムが帽子から何から完璧に着飾っているのに対し、案内所の先頭にいる日本人女性はバッグこそ高そうだけど、旅行者というハンディを差し引いてもおしゃれぶり、特に帽子は見劣ってしまいます(スケープゴートにしてしまい、申し訳ありません)。場所柄を考えてスーツを着込んだ若者たち、全然考えていなかった若者たち、それを写すテレビカメラは報道陣の多さを物語っています。
 日が傾いてきた午後5時20分過ぎ、第7レース「凱旋門賞」の出走馬がコースに入ってきた。NHKのテレビ中継ではカットされていたけど、凱旋門賞に限らず、この2日間のレース前やレース後には、場内に勇壮でやや荘重なメロディのシンフォニー風の曲が流されており、聴いているとだんだん気分が盛り上がってくる。
 5時35分、ゲートが開く。ディープインパクトはいつになく前々でレースを進め、直線ではいったん先頭に立つも、外から並びかけてきたレールリンクに競り負け、さらに脚を伸ばしてきたプライドにも抜かれて3着に終わった。
 この日の3レースで、スタンドから離れた直線1000mコースで「アベイユ・ド・ロンシャン賞」が行われている間、周回コースに設けられていた仮柵が取り外された。圧倒的にインコースが有利になって、前に行った馬が止まらないことが、武豊騎手にいつもの後方待機策をやめさせた一因だったのかもしれない。
 ディープインパクトが競り合いにひるんだ感じもした。サンデーサイレンス産駒のわずかな弱点(接戦にあまり強くない)が、ディープインパクトにも伝わっていたのだろうか。
 「真の名馬とはどんな馬か」という問いかけへの答えはいろいろあり、その人の競馬観が色濃く表れます。僕は「同じ馬に続けて負けない」ことが真の名馬と呼ばれる条件だと思っています。叶うならば、レールリンクやプライド、ハリケーンランには11月のジャパンカップに出走し、ディープインパクトやハーツクライと再び対決してほしいものです。
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 ところで、凱旋門賞を撮影するため、新しいムービーデジカメ「Xacti HD1A 」を持参しました。ハイビジョン画質のムービーを撮れるカメラとしては最も軽く、動画から静止画像を生成するのも簡単といった点に惹かれたのですが、結果的には大失敗。ズームを使ったムービー撮影はブレブレで(撮ってる本人が興奮してるんだから)、見られたものじゃありません。今までムービー撮影なんてしたことがなかったのに、いきなりチャレンジするのは無謀すぎでした。
 (写真は、ムービー画像から抜き出した凱旋門賞直線のデッドヒート)

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