2009年11月 8日 (日)

「デザインを科学する」

 昨日から2日間、放送大学千葉学習センターで「デザインを科学する」という面接授業を受講。普通は一人の先生が担当するのに、今回は千葉大大学院のデザイン科学専攻の先生7人がそれぞれの分野から多角的に講義する、珍しい趣向でした。
 工業デザインの分野は千葉大出身者の活躍が目覚ましく、今回の授業も期待に沿った充実ぶりでした。「デザインはいいけど使いにくい」「使いやすいけどデザインはイマイチ」と、僕も思うことはありましたけど、司馬遼太郎が「『悲運の名将』は論理的にあり得ない。名将は運もついているからこそ名将なのだ」と喝破した如く、「デザインのいいものは使い勝手もいいはずなのだそうです。
 つまり、外観だけをデザインというのは間違いで、使い勝手も含めたトータルな企画をデザインと称するべきだというのが、先生方のコンセプトなのでした。
 こうした授業などをパワーポイントで進めるのはもはや当たり前のようになっています。今回、驚いたのは、受講生の答案用紙(ってほどの内容でもないけど)を回収し、すぐスキャナーで読み取って表示し、講評する先生がいらしたこと。時たま恥ずかしくはありますが、「ほかの人の考えを知ることは大切」とおっしゃっていたこの先生の講義こそ、なかなかいいデザインだったように思えます。
 2日前の不寝番の疲れが抜け切らず、睡魔との戦いでしたが、久しぶりに刺激的な面接授業でした。
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 遠くてわかりにくいけど、先生は自分の脳波の波形を使って小さなロボットを動かしています。人間工学とデザインの関わりを追究する中での、実験の一つだそう。

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2009年11月 6日 (金)

「沈まぬ太陽」

 不寝番明けで一旦、帰宅して昼寝した後、日比谷のスカラ座で「沈まぬ太陽」を鑑賞。
 率直に言って、小説を読んでいないとわかりにくい場面がかなりあります。それでも連れは面白かったと言ってましたけど、僕は「う〜ん」って感じ。
 邦画ではこの秋、最大の話題作と思っていましたが、封切りから2週間ながら、かなり空いていました。30歳代前半以下だと時代背景を肌で感じられないから、つまらないのかもしれません。知っていると、あの役のモデルは誰、とか思いを巡らす楽しみもあるのですが。
 キャストはこれ以上ない顔ぶれだし(野村宏伸さえチョイ役)、御巣鷹山の悲痛さをはじめとした各場面の作りも素晴らしい。でも、何だか散漫な印象を受けたのでした。大作をダイジェスト化する際の宿命でしょうか。
 「沈まぬ太陽」を初めて読んだのは、盛岡にいた12年前。たまたま手にした週刊新潮で「御巣鷹山篇」の連載が始まり、一気に引き込まれました。全篇が文庫になった7年前、夢中で読んだものです。
 映画での描き方で頷けたのは、意外なことに、主人公・恩地元と袂を分かちエリート街道をひた走った行天四郎の生き方でした。エリートなりに嫌な仕事もあるんだと、ちょっと同情している自分に我ながら驚いています。7年前はただ、嫌な奴だとしか思わなかったのに…。
 サラリーマン人生「後方侭」となりそうな今と、まだ「後鋭伸」があるかもと思っていた時期とでは、受け止め方に差が出て来たんでしょうかねぇ。
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 「友愛」@谷津バラ園。映画のテーマに通じる、かな?

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2009年10月30日 (金)

秋バラ(by Canon FD50mmF1.8)

 不寝番で深夜出勤なので、日中は満開になった谷津バラ園へ。ついにマイクロフォーサーズ機LUMIX DMC-GF1にマウントアダプターをかませ、CanonFDレンズをテストするチャンスがやってきたのです。
 死蔵品の代名詞だったFDレンズがマイクロフォーサーズ機の登場でにわかにクローズアップされてきたことの意義については、写真家・澤村徹さんのコラムをご覧ください。
 僕が初めて一眼レフカメラを手にしたのは高校生の時。その頃、人気のあったCanon AE-1は、たまたまカメラを使う仕事に就いたことで10年近く使いました。EOSを使いだしてAE-1とFDレンズはお蔵入りしてしまいましたが、歳月を経てFDレンズを再び活用できようになり、いささかの感慨があります。
 感慨ついでに、ヤフーオークションでFDシリーズでも銘玉と呼ばれたレンズを2本、買ってしまいました。昔はとても手が出なかっただけに、思い入れが暴走してしまって…(^-^;ゞ
 今日、試したのはAE-1の標準レンズだった50mmF1.8。普及品ながら、F2.0以下の明るさはストロボ使用を避けたいデジタルカメラでこそ生きると思います。マイクロフォーサーズで使うと、35mmフィルム換算で焦点距離が2倍になるので、感覚的には100mmF1.8です。
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 これは「夢」というバラ。逆光だと、かなり派手なゴースト(五角形=絞りの形の光の乱反射)が出ます。
 もちろん、マニュアルフォーカス(MF)になりますが、昔取った杵柄で違和感はありません。GF1にはMFアシストという機能があり、ピント合わせをしたい位置だけの画像を5-10倍にアップすることができます。これを使えばピンぼけはまず起こらず、とても便利です。
 そうそう、バラのほうですが、春に比べると秋のバラは知られていないのか、谷津バラ園はかなり空いていました。僕も例年、春ばかり出かけていましたが、撮影には秋のほうがよさそうです。
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 いつも思うことながら、絵の描ける人はうらやましい(バラはクイーン・エリザベス)

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2009年10月28日 (水)

「夢と追憶の江戸」中期

002_3  お昼過ぎ、竹橋駅近くのこあしす接骨院で足裏の治療を受け、って先週の水曜日とまったく同じですね。残念ながら今日は十八番へは行かず、大手町の職場を素通りして(公休です。サボってるわけじゃないですよ)、日本橋・三井記念美術館で開催中の「夢と追憶の江戸」を見学に。
 高橋誠一郎・元慶應義塾塾長代理の浮世絵コレクションを3期にわたって紹介する貴重な機会ながら、職場の近くでいつでも行けると油断していたばかりに前期展示を見逃し、中期も今週末までだったため、あわてて出かけた次第。どうも浮世絵の変遷史に沿って会期を分けたのではなく、いわゆる展示替えのようなので、少し安心しました。
 じっくりと鑑賞することができた中で、最も印象に残ったのは喜多川歌麿の「教訓親の目鑑 理口者」(小さい画像ですが、こちらで見られます)。女性観としてはアナクロそのものだとしても、大首絵の構図としては斬新的だし、江戸時代だってこのタイプはやっぱいたんだと、人間は大して進歩も退化もしていないことを感じさせてくれる、いい作品だと思います。
 図録は買いましたが、迷った末にやめたのが浮世絵柄のトレシー。駿河町越後屋正月風景図(道を挟んで向かい合う両替屋と呉服屋の両越後屋の間に遠く白富士を望む、あの絵です)を額装してあるのが、何だかいい感じだったのです。後期展示に行ったら、額装品があるのかどうか、聞いてみよっかな。
 

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2009年10月25日 (日)

トーセンファントム

 菊花賞は狙ったフォゲッタブルがハナ差2着に敗れ、スッテンテン。とはいえ、あの走りなら、近いうちに名牝エアグルーヴの息子として初の重賞制覇を達成するでしょうし、姉アドマイヤグルーヴに続くG1制覇も夢ではありません。
 ところで、今年初めて参加したペーパーオーナーゲーム「P−1グランプリ 」で指名した馬の1頭であるトーセンファントムが24日、東京の2歳オープン「いちょうステークス」を快勝し、これで2戦2勝となりました。2戦とも1番人気じゃなかったから、ご祝儀でも単勝を買っていればちょっとした儲けだったのに、出走していたことさえ知らなかったとは…。ペーパーオーナー失格ですね。
 父ネオユニヴァース、母はアグネスゴールドの半姉、母の父トニービンと血統の背景も十分。いちょうSはシンボリルドルフやエアグルーヴが勝った由緒あるレースだし、このまま順調にステップアップして来年のクラッシック戦線を賑わせてくれることを期待しています。

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2009年10月14日 (水)

「皇室の名宝」1期

002_2  お昼過ぎ、竹橋駅近くのこあしす接骨院で足裏の治療を受け、神田・出世不動通りへ向かって、1年ぶりくらいに中国料理「十八番 」で食事。もう2時近くだったせいで、すんなりと入れました。大盛りソース焼きそばと餃子を注文。妙な組み合わせですけど、めったに来られない以上、好物を頼むしかありません。
 満足して店を出た後、特別展「皇室の名宝」を見学するため、上野・東京国立博物館へ。平日の午後とあって、人気の展示を最前列で見るには並ぶけど、後ろからでよければさっと見回れる程度の込み具合でした。
 おととし、京都へ見に行った狩野永徳の「唐獅子図屏風」に、曾孫の常信が描いた左隻があるとは知りませんでした。一双そろって見られる機会は珍しいそうです。
 屏風といえば、横山大観の「朝陽霊峰」も素晴らしいのですが、展示のしかたにいささか疑問がありました。多少離れて屏風全体を眺めようとすると、そのちょうどいい辺りに「青磁鳳雲文花瓶」の展示ケースがあるのです。展示室の構造上、仕方ないのかもしれませんが、ちょっと残念でした。
 数々の名宝の中で、印象に残ったのは「龍虎図」(橋本雅邦)、「七宝四季花鳥図花瓶」(並河靖之)、「官女置物」(旭玉山)など。象牙で十二単姿の官女を彫った玉山の作品は、「ほんとは干瓢でできてんじゃないの」と思ったくらい、触れば柔らかいんじゃないかと勘違いさせるほどの出来映えで、しばし見とれてしまいました。
 1期の目玉の一つ、伊藤若冲の動植綵絵三十幅もじっくりと堪能。眼福ついでに、来年のカレンダー(動植綵絵)と1・2期の図録セット、計6400円の買い物までしてしまった。

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2009年10月13日 (火)

72kg台

 午後からの出社前、エグザスでボディアタック45をやった後に体重を測ったら72.9kg!
 前に「72」を見たはいつのことだかはっきりしないくらい。大阪に出向する前にあったような気がするけど、としても6年ぶりってこと。
 73kg台に突入したのが6月13日だったから、1kg落とすのに4か月もかかりました。これには訳があって、ちょうどその頃から両足の裏の筋肉痛がひどくなっていたのです。ひょっとしたら切れちゃうんじゃないかとさえ思ったほどで、ランニングマシンの回数や時間を減らして様子を見てみました。
 痛みはいくらか和らいだものの、なくなりません。同僚のサブスリー に尋ねると、「職場の近くだし、ランナーの評判もよさそう」というこあしす接骨院を教えてもらい、10日夕、診てもらいました。
 診たては足底筋膜炎 といい、ランニング初心者がよく起こす症状だとのこと。土踏まずのアーチを支えている足底筋膜が疲労などによって弾力を失って、衝撃を和らげられなくなっているため、痛みを感じるそうです。
 僕は全く意識がなかったのですが、両脚ともふくらはぎの筋肉が相当硬くなっており、その影響が足底筋膜に出ているようだとのことでした。先生は親切だし、マッサージなどの施療でかなり楽になりつつあります。
 家でできることとして、椅子に座っている時、土踏まずでゴルフボールを転がすマッサージが有効だそうです。やってみると、これがまた痛いの何の。3−4日でようやく慣れてきました。
 Jリーグの選手は試合前、両足の下にゴルフボールを置いて立ち(僕は死ぬほど痛くてできません)、しかも別の選手をおんぶして、土踏まずのストレッチや強化をしているそうです。

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2009年10月12日 (月)

ウェルかめ

 今月から始まったNHKの連続テレビ小説「ウェルかめ 」、久しぶりに面白そうだと思って見ています。たぶん、ここしばらく続いている最低視聴率の更新は止まるんじゃないでしょうか。
 タイトルを知った時にガクッ、初回にテーマ曲がかかった時に再度ガクッ、でしたけど、このまま変にストーリーをいじらなければ、近年にない秀作になりそうな気がします。どこが寺内貫太郎一家風だったのか全く理解できない前作、歌手とプロデューサー?だったのがちょっと見ていないうちに看護師と医者に変身していた前々作のごとき、改悪路線へ陥らないことを切に祈っています。

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2009年10月 9日 (金)

稚内にて

 危惧された通り、利尻島からのフェリーは高波のため出航しなかったとのこと。台風そのものは太平洋へ抜けており、東京へは帰還できそう。曇りとはいえ、雨に降られないのは何よりです。
 時間にゆとりができたので、当初の予定にはなかった大沼、ノシャップ岬も巡ることに。松坂大輔記念館を見学したかったけど、いろんな団体が急に増えたので無理のようでした。
 大沼は白鳥の飛来地。なのですが、20年ほど前までは全く来なかったのが、奇特な漁師さんが子供の希望に応えるべく、デコイを設置したり、白鳥の鳴き声を自ら真似した録音テープを繰り返し流したり、変人呼ばわりをものともしない努力を積み重ねた結果、今やピークには1万羽が飛来するようになったとのこと。この日の朝は、900羽以上が来ていました。
 ノシャップ岬に到着する前、車窓から自衛隊のレーダーサイトが見えました。大韓航空機撃墜事件をキャッチしたとされる北の守りの最前線です。ノシャップ寒流水族館では幻の魚イトウやフウセンウオなどを鑑賞。ドクターフィッシュという西アジアの淡水魚の水槽に手を入れると、この魚が寄ってきて手の角質を食べてくれる。痛いってことはありませんが、変なくすぐったさでした。
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 高台から市街地を一望できる稚内公園。サハリンを望む氷雪の門が観光ガイドのトップに出てくることがほとんどですが、衝撃的なのは「九人の乙女の碑」(=写真上)のほう。ソ連軍が樺太・真岡を侵攻する中、最後まで真岡郵便電信局の交換台を守った末、自ら命を絶った9人の若い女性交換手たち(真岡郵便電信局事件)の霊を慰めるため、建てられたそうです。昨年、日テレでドラマになりましたが、見なかったのが悔やまれます。
188  ほかに、ここで訓練した樺太犬ジロの銅像も。犬が像になったのは、ほかに西郷さんの飼い犬とハチ公ぐらいかな。
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 波が高くなった海を見ると、防波堤ドーム(Y字形のlの部分)が大いに役立っているのがよくわかりました。

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最北端の線路

 お昼は初日の晩と同じ、北市場2階でホタテの陶板焼き定食をいただく。宗谷牛にもひかれたけど、牛はホタテほど味が変わらないだろうと、こちらを選んだのでした。味はまずまず。
 ここには、僕らより1日後に出発したクラブツーリズムの団体もいました。本来なら礼文島へ行くはずなのに、フェリーの欠航でやむなく市内観光らしい。
 実は、僕も8日発を希望していたのですが、既に満杯だったために旅程を1日前にずらしたのでした。自らの意にそぐわぬことが、結果として幸運だったとは…。少し思うようにいかなかったぐらいで、むやみに怒ったりしてはいけないですね。すぐ忘れちゃうけど。
 北市場は稚内駅と並んでいます。宗谷本線はそんなに電車が来ないだろうと思いつつ、駅で時刻表を確認すると、お昼前に1本到着するじゃないですか。
211  10分ほど待って到着した列車からは、少なからぬ乗客が降りてきて、ホームの北端で記念撮影をしていました。いますねぇ、鉄ちゃんおばさんたち。
 線路が途絶える場所を見るのは初めて。四国・宇和島駅で降りた時には、そんなことにも気づかずに見損なっていたし、育った木更津から出ている盲腸線の久留里線は終点まで乗ったことがないし。
 最北端の稚内駅から、切れることなくつながるJRの線路をたどって鹿児島・西大山駅まで行くと、どれくらいかかるんだろう。そんな旅もしてみたいなぁ。ここに佇んでいると、途方もない思いが浮かんできます。
 さいはての旅もそろそろおしまい。飛行機は予定通り飛び立ち、夕方には東京に着いたのでした。

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2009年10月 8日 (木)

礼文島へ

 朝5時に起床し、さっさと朝食を摂って6時過ぎには稚内港へ。礼文島まで2時間ちょっとの船旅。似たようなツアーバスはいくつかあり、早く並ばないと2等船室の良い場所を確保できないため、急がされました。
 関東地方は台風で大荒れの朝だったけど、こちらは荒天に恵まれ波も穏やか。頂上まですらりと見える利尻富士の姿が美しい。きのうも稚内からよく見えたけど、添乗員さんらによれば「年中、こんなに見えると思ったら大間違い」だとか。特にこの夏から9月にかけては、ぼんやりとでも見えれば儲け物だったそう。
 ここまでは運がよかったけど、後の台風来襲が気がかり。139
 日本百名山のうち、海抜0mから登れるのは利尻富士ぐらいだとか

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利尻島

 礼文島でホッケの焼き魚定食(旬ながら特別旨いというほどでもなかった)のお昼をいただいた後、添乗員さんから重大通告がありました。台風接近のため、今晩、利尻島に泊まると明日はおろか、あさっての朝も稚内行きフェリーが出ない恐れがあり、やむなく利尻島は一回りして切り上げ、今夜は稚内に泊まるとのこと。
 無論、反対の声は上がりません。いくらリタイア世代がほとんどといっても、足止めを食って延泊していられるほど余裕のある人は少ないでしょう。数少ない現役世代の僕にとってはなおのこと。
 礼文島・香深港から利尻島へは1時間弱。フェリーはまだ新しく、2等船室も電車風の軟らかい椅子だったので快適でした。
 利尻島の滞在時間は3時間ほど。利尻富士は見る方向によって姿が変わるといいますが、いかんせんほとんど止まらないのと、山頂に雲がかかったのとで、十分には楽しめず。
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 「団体が必ず利尻富士をバックに写真を撮る場所」であるオタドマリ沼(=写真上)で、僕らもお約束通りパチリ。ここから仰ぐ利尻富士の姿こそ、北海道土産の定番「白い恋人」の外箱に描かれている山なのです。羊蹄山だとばかり思っていただけに、少々びっくり。
 仙法志御崎公園でアザラシ見物をした後、再び港へ戻り、2時間かけて稚内へ。よく急に団体客を泊めるホテルを見つけたな〜と感心していましたが、「台風で取りやめになったツアーは多いし、それでキャンセルになったホテルがあったんじゃないかな」と、旅慣れた方の分析の言に納得しました。

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2009年10月 7日 (水)

宗谷岬

 今年はまとまった夏休みをとらなかったせいもあり、先週に続いて今週も3連休がついています。せっかくなので、クラブツーリズムで稚内・礼文島・利尻島2泊3日の旅に行くことに。
 このツアーのいい所は、1人参加でも料金は同じ点。1人参加ありのツアーはたいてい割り増し料金を取られるだけに、この点は大いにありがたかったです。
 台風の接近で雨の羽田から1時間50分で稚内空港に到着。さすがに気温の低さは感じるものの、絶好の青空は本当に空が高く感じます。
 まずはバスで日本最北端(有人)の宗谷岬へ。天気が好かったおかげで、サハリンはもちろん、大韓航空機が撃墜されたとされるモネロン島まで見えました。辺りはトイレ、ガソリンスタンド、交番などなど、何にでも「最北端の」がついています。
 20年前、北方領土を除いた最東端の納沙布岬(根室市)を訪れたことがあり、あとは最南端(波照間島)と最西端(与那国島)か。
 その後、ホタテで知られる猿払村へ行き、お約束のホタテ宅配を数件依頼。刺身にする場合、ホタテは横切り厳禁、焼く時も片面のみなんだそうです。020
 モニュメント右側の水平線上にうっすらと見えるのがサハリンの島影

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稚内港北防波堤ドーム

062  稚内全日空ホテルに着いた後、夕食まで1時間ほど空いていたので、近くの稚内港北防波堤ドーム まで散歩へ。
 土木施設としては荘重なデザインに驚かされます。今のJR宗谷本線は戦前、この防波堤ドーム手前まで線路が続いており、ここから樺太行きの連絡船の桟橋まで歩いていく乗客を守るため、このようなドームが設けられたとのこと。
 この日の夕食は、稚内駅近くの北市場 でズワイ、タラバ、毛ガニの3種を味わう。いずれも半身ながら、雑炊を含めて量、味とも個人的には満足でした。

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2009年9月30日 (水)

ガラスの森美術館

130  朝からの雨が止みそうもないけど、東京へ帰るバスは13:30発で、それまでの時間つぶしを兼ねて、昨日と同様、ホテルのタダバスで箱根ガラスの森美術館 へ。
  「黄金時代のヴェネチアン・グラス展」を見学し、おみやげ探しもしたけれど、時間がたつのが遅い。といってお腹がすくわけでもなく、園内のカフェ・テラッツァでほぼ1時間ごとにカンツォーネのミニコンサートがあるというので、前の回が終わるのを待って中へ。両親を座らせてあげたかったしね。
 ケーキセットで粘って、いよいよイタリア人男性らしき2人組みのカンツォーネの始まり。ライブはやっぱり迫力が違います。
 昔に比べたら日本人もノリがよくなってきたんだろうけど、自分を含めてどうものれない感じの人ってのは少なからずいました。「帰れソレントへ」とか、少しは知っている曲も歌ってくれて、気分的には十分に楽しめたのでした

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2009年9月29日 (火)

箱根湿生花園

 28日から3連休となり、箱根・姥子で静養。昨秋、初めて泊まったホテルグリーンプラザで「東京駅発着往復バスプラン」をやっており、現地までの交通費が実質タダなので利用してみました。
 バスの所要時間は片道3時間で、新幹線+現地バスより1時間長い程度。東京駅から乗り換えなしなのを考えれば、結構お得です。
 タダついでに、グリーンプラザが周辺の観光施設巡りに出しているバスを使って、箱根湿生花園 へ。
 訪れたのは6年ぶり。朝方の小雨は止んで、天気はどうにかもっているせいか、平日というのにそこそこ賑わっていました。9月も末とあって、花はリンドウなんかが目立つくらい。
 この旅行はおニューのGF-1デビューだったのですが、高山植物のように小さな花が相手となると、14-45mm(フィルムで28-90mm相当)のレンズではきつい。オートフォーカスはキビキビしていていい感じです。
 14-140mmなんてズームが欲しいものの、8万5000円近くするしな~。マウントアダプターを使ってキャノンFDレンズでも揃えるか。手持ちもあることだし。2009_0929_105514p1000016  トリカブト(詳しい種類は不明)。花の青さはきれいなんですけどね。

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すすき

 箱根・仙石原といえばススキの名所、なのですが、率直に言って、こんなものを名物に仕立て上げた人のセンスには脱帽です。関東一の規模とはいえ、花じゃないし、朝夕の日差しで銀色に輝く時以外は、美しいってことはないと思うんですけどねぇ。もともと生えているだけのススキに目をつけるとは…。
 そろそろ見ごろとあって、足元の悪い日でもススキ野原を散策している人は何人かいました。

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バスの窓越しにケータイで撮影。ススキ野原は左奥の方です。

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2009年9月24日 (木)

九月大歌舞伎

090924 かねがね見たいと思っていた「勧進帳 」が、今月の歌舞伎座・夜の部に掛かっており、千秋楽も近い今日、観に行きました。
 歌舞伎座での観劇は17年ぶりぐらいかな。当時、ハマっていた友人に誘われて行ったものの、僕には火がつきませんでした。その頃の上司が「歌舞伎は絶対にいい席で見るもんだ」と吹いていたのを、僕は(よく1万6000円も出す気になるな)と不思議な思いをしたのを覚えています。
 歳月を経て、その上司と同い年ぐらいになった自分が、やはり「絶対にいい席で見るもんだ」と思っているのは奇妙なものです。
 「勧進帳」を初めて観る僕らにとって、いい席は何と言っても花道の出入り口近く。幕切れの見せ所「飛び六方」を堪能したいですしね。ネットで予約した際、おあつらえむきの二等席二列目の中央やや花道寄りを取れました。
 弁慶は幸四郎、富樫は吉右衛門、義経は染五郎。弁慶と富樫の緊迫感あるやり取りも十分に楽しめましたが、微動だにせず座り続けている義経役も結構、大変な感じがします。

 「勧進帳」の後の「松竹梅湯島掛額 」は、歌舞伎にもこんなに笑わせる演目があるのかとびっくり。アドリブ満載、吉本新喜劇の「ホンワカホンワカ」まで聞こえてきそうな笑劇です。おどけた主役をあの吉右衛門さんが、あの渋い鬼平が軽やかに演じていて、違和感があるようなないような、観ていてくすぐったくなるような気分にさせられました。090924_3

 来年からの建て替えを控えて、正面にはカウントダウンパネルも。

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2009年9月18日 (金)

ようやくデジイチユーザーに!

 パナソニックが本日18日、発売したデジタル一眼カメラ「Lumix GF1 」が昼前、宅配便で届いた。
 今月初め、Lumix Clubという直販サイトでオークション方式でモニターを募集しており、ダメもとで申し込んだら当たっちゃったのでした。タダじゃないけど、量販店に比べると25%弱は安いから、現時点ではお買い得だったんでしょう。物入りですが。
 フィルム時代同様、デジイチもEOSにするのが素直なのですが、趣味であんな重たい物を持ち運ぶのは気が進まず、導入は見送っていました。その点、軽量化が売り物のマイクロフォーサーズシステム には惹かれていたし、何となくレンジファインダー機っぽいGF1のデザインも気に入ったのです。090918gf1_2

 ファインダーが外付けなため、それが入手できるまで撮影はお預けです。というわけで、写真はまだ開けていない外箱。

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2009年9月16日 (水)

鳩山内閣発足

 知らない人ばかりの内閣かと思ったら、少なくとも2、3回は聞いたことのある名前ばかりだ。清新な印象で、そのイメージは保ってほしい。
 総選挙の結果について、玄人や素人があれこれ書いたものを読んだ。それぞれご自身の考えを語っているのに、読後感はみんな一緒。目にした範囲が狭いものの、頷かされた見解はほとんどなかった。日刊ゲンダイみたいに「民主党政権になれば政官癒着がなくなり、政治主導で民意が反映されていく」なんて言われると、Jリーグ発足当時、「サポーターのための」12番のユニホームを着込んで応援していた連中と同じおめでたさを感じずにはいられない。
 単身者や車を持たない人まで民主党を支持した理由については、先週号の週刊文春で亀和田武さんが書いていた「悪相」の話が、僕には一番近い。当選時の取材を拒否した元首相であれ、バンソコ王子であれ、女醜聞の元幹事長であれ「君たちの顔は気持ち悪くてもう見たくないから今すぐ消えてくれ」ってこと。テレビを利用していい気になっていた自民党が、視聴者にこんなしっぺ返しを食らったのはいい気味だ。
 落選したゼンコー2世が「とにかく生理的な嫌悪感がひどくて、戦いようがなかった」と振り返っていたけど、そうだとすれば自民党の立て直しには長い年月がかかるかもしれない。
 民主党は首相のぶら下がり会見を減らすことを画策しているという。メディアへの露出を減らすことは、情報公開が消極的になることと、概ね同じ方向に進む。「背番号12」の連中は、次はどんなしっぺ返しをやってくれるのか。

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